探偵事務所による調査期間の詳細

　調査の期間についてですが、それは依頼主の方の相談内容によっても異なります。相談に時点でどの程度の事が依頼主の方から聞き取れるか、それによっても異なるので、相談の段階である程度決まってくると思います。ですから、確信の度合いと期間は比例するといえるでしょう。ですから最短で1日で終わる調査であったり、最長で数ヶ月かかってしまうケースもあります。調査前の段階で情報量が多ければ多いほど調査の期間を短くしてくれるということになります。

 

　例えば、調査をして欲しい曜日や時間帯にパターンがあったり、バレンタインであったりクリスマス等のイベントの時期の前後を絞るなどすると調査の期間が短くて済むケースが多いですね。しかし確信できるタイミングが無い場合は長期化することは覚悟しておいた方が良さそうですね。

 

　また、各探偵事務所によっても異なりますが、調査員を導入する際に人数によっても異なります。そして導入する人数によっても、期間もそうですが時間も異なりますので注意が必要ですね。

 

　調査の目的として浮気調査の場合は、相手と別れさせてお互いの関係を修復する目的なのか、離婚後に有利になる事が目的なのか、それぞれ目的によっても証拠となりうる調査が異なるなので、決して調査の期間が短ければ良いというものでもないので、依頼する段階で、探偵事務所側に確認してみると良いでしょう。その為にはいくつかの探偵事務所に相談してみると各事務所の特色が分かりますので比較してみると良いですね。

 

 

 

浮気調査にかかる期間や平均日数は？

　浮気調査にはどれぐらいの期間がかかるのでしょうか？もちろんそれぞれの浮気の事情によって異なるのではっきりとした数字を出すのは難しいものですが、期間は調査費用とも密接にかかわってくる部分だけにできるだけ把握しておきたいと思うものです。

 

　この浮気調査にかかる期間に関してまず知っておきたいのは、「調査は毎日行われるわけではない」点です。例えば4日間の調査で証拠をゲットすることができたとしても、依頼から4日後に結果が出るわけではありません。

 

　考えてみればこれは当然の話で、パートナーの浮気の疑惑が本当だったとしても、毎日浮気をしているわけではありません。例えば週に1回密会して浮気をしているのだとすれば、調査もそれに合わせて行うことになります。

 

　では平均日数はどの程度なのか？となると4〜5日程度が大まかな全体平均と言われています。ですから週に1〜2日程度調査して1〜2ヶ月程度である程度の結果が出るという計算になります。

 

　ここで知っておきたいのは、この「ある程度の結果」とは必ず浮気の証拠をゲットできることを意味していない点です。当然浮気の疑惑はクライアントの思い込みに過ぎない可能性もあり、「浮気はなかった」という結果が出ることもあります。また浮気の結果が得られた場合でももっと強力な証拠が欲しい場合には、さらに延長しての調査が必要になることもあるでしょう。平均日数が4〜5日だからといって、この期間中に満足できる結果が得られるとは限らないことも知っておきたいところです。

 

　とはいえ、一日の平均費用が5〜12万円程度と言われますから、この平均日数は調査費用を知るうえでの重要な目安になるのは間違いないはずです。

 

浮気調査をしている期間が長くなってしまう理由

　費用の面はもちろん、精神的な面からも浮気調査の期間はできるだけ短く済ませたいものです。しかし探偵事務所に依頼したからといって満足できる期間に満足できる結果が得られるとは限らず、調査期間が長くなってしまうこともあります。

 

　長引く理由は探偵事務所の能力よりも、むしろ当事者の事情によります。まず理由として挙げられるのが「証拠が少ない」ことです。まったく何の証拠もなく、クライアントが何となくパートナーの浮気を疑っている場合には、ほとんどゼロの段階から調査をしなければなりません。例えば「夫は毎週金曜日に帰りが遅くなる」という情報があればその日を重点的に調査すれば短期間で証拠を得られる可能性が高くなるわけですが、そうした情報がなければまずパートナーがいつ浮気相手と密会しているのかを調べるところから始めなければならないのです。

 

　それからパートナーの不倫を理由に離婚を考えている場合。その場合には単に不貞行為を暴くだけでなく、離婚訴訟になったときに慰謝料の請求など有利にことを運ぶための証拠集めが必要になります。より決定的な、相手が言い逃れできないような証拠を得るためにはやはり時間がかかるものなのです。この場合は期間と費用がかかっても、慰謝料などでカバーできる面もあるので納得できる部分ではあります。

 

　もうひとつは調査対象が警戒している場合。すでに関係がギスギスして双方が疑心暗鬼に陥っている場合、パートナーも十分に警戒しながら浮気をする傾向が見られます。入念な証拠隠滅や張り込み・尾行などの警戒などを行っていれば、どうしても証拠をゲットするのに時間がかかってしまうのです。また、芸能人に代表されるように不貞行為の発覚が仕事に大きなダメージをもたらしてしまう場合も、警戒しながら行為を行う傾向が見られます。

 

浮気調査の期間を短くするには？

　浮気調査の期間を短くするには、日ごろから情報収集と証拠集めをしっかり行っておくのがポイントです。探偵事務所に調査を依頼する場合、あらかじめ情報を提供できる場合と、ゼロから調査を依頼する場合とでは期間に大きな差が出てくるからです。

 

　日ごろから夫の言動をチェックし、帰りが遅くなる不審な曜日や不審な行動パターンを把握しておけば、調査の範囲を大幅に絞り込むことができます。その意味では浮気調査の期間を短くするために情報収集の時間をたっぷり確保しておくことが重要とも言えそうです。

 

　もうひとつは「相手に警戒させない点」です。調査対象が油断していればしているほど、容易に証拠を入手しやすくなるからです。日ごろから浮気を疑うような発言をしたり、ケンカをするなどギスギスした環境だとどうしても相手も警戒してしまい、尻尾をつかまれないよう慎重にふるまってしまいます。本格的に浮気調査をするつもりなら、無関心・無警戒を装って相手を油断させるのが短期間で決着をつけるためのポイントになるでしょう。

 

　また自分で張り込み、尾行などを行おうとするとどうしても相手にバレてしまい可能性が高くなりますし、いったんバレてしまうと警戒心を最大限にまで高めてしまいます。本格的に浮気調査をするなら早い段階で探偵事務所に依頼するのも期間を短くするうえでのポイントになるでしょう。

 

　このようにクライアントの対策や工夫次第で浮気調査の期間を短くすることができます。相手が浮気を隠しているように、こちらは疑いを隠しながら情報収集を行うことが重要になってくるのでしょう。